2012年1月10日火曜日

a-dec(エーデック)のデンタルユニット

災害対策その1その2で述べたように、歯科用ユニット買い換えの際に十数社あるユニットメーカーから私はa-decを選択しました。a-decは日本では先生方にも名前すら知られておらず、日本のシェアは今でも多分2〜3パーセント位だと思います。しかしアメリカでは8割近くをa-decが占めており、また他社もa-decと互換性が無いと売れないほど浸透しています。

私も勧められてその名を知った時にも「何処の三流メーカー?」と聞き返した程でしたが、輸入元のエーデントのショールームへ行った時の感動は今でも鮮明に覚えています。

先ず気に入ったのが寝た時の心地良さ、そしてシンプルな作りによる故障率の低さ、重要な部品はプレスや板材等では無くキャストで製作するなど掛けるべき所にはしっかり費用が掛かっている、そしてインフェクションコントロール(感染予防)の考え方の先進性に惹かれ、カスケードを購入しました。

それから13年経とうとしていますが、ガタガタで辛うじて動いているのでは無く、未だにバリバリ現役です。 流石にシートの革部分が擦れてきたので診療所のリフォームを機に貼り替えましたが、軸のガタ等も感じられません。現在は後継の500シリーズが販売されていますが、カスケードが全く問題無く動いている為に買い換える事をためらっている状態です。(500の実機に触れると欲しくなるんですけどね)
一昨年の診療所リフォームで理想の空間を作る事が出来たのも、ユニットの買い換えを考慮に入れずに済んだ事で他に予算を回せた事が大きいです。エーデントの方にも未だ未だ使えると太鼓判を頂きましたし…。

インフェクションコントロールも国内メーカーの様に抗菌加工の素材を用いた外装では無く、通常の外装で価格を抑えて汚れてきたら交換の考え方、また外観も拭き上げ消毒がしやすい様にスムーズな形状をしており、デザインのためのデザインは有りません。ホース類も拭き上げしやすく、また防菌ビニールチューブを通しやすくするために蛇腹では無くスムーズな形状のホースが使われています。今日では似た様なコンセプトのユニットも見受けられますが、私が購入した頃には他に有りませんでした。

国産メーカーの様に新しい機種を手を替え品を替え毎年の様に発売し、法定耐用年数毎に買い換える事を否定はしません。しかし私は耐用年数が近づいた頃には陳腐化して機能もガタガタになる消耗品扱いより、品質が良く飽きが来ないモノを長く使いたい主義です。以前デンタルショーで、あるメーカーの営業マンに「ウチのサービスマンは全国に500人待機しているのでアフターフォローは完璧ですっ!」と言われ「500人雇うほど故障するんですか?」と聞き返したら黙られてしまった事が有ります。a-decを販売&メンテナンスしているエーデント社の社員は20人以下だったと思いますが、その人数で全国をフォロー出来るほど故障率が低いのです。最初に安く購入出来ても年間維持コストが高ければ数年で逆転します。因みに13年経った現在でも私のa-decの年間維持コストはタービンのベアリング等の消耗品を除けば、毎年末の保守点検費も含めて3万円/台は掛かっておりません。価格も国産中級機種と同程度ですからベラボーに高価では無いと思います。

先生方のユニット買い換えの際の参考になれば幸いです。

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