2013年7月22日月曜日

ICOI 日本学術大会

未だ完全に時差ボケが取れていなかったのですが、ICOI(米国系インプラント国際学会)日本学術大会に参加する為に東京国際フォーラムへ行ってきました。
 
今回は午後の講演と2題のテーブルクリニックがCGF(PRF)治療についてだったので、これを楽しみに行ってきました。内容的には既に知っている内容が多く、これから導入しようとする先生方へのレクチャーだったような感じですが、個人的には行っている事への裏付けが取れて良かったと思います。

 また地方大会では無いので(ICOIから見たら”日本”という地方大会なのですが・笑)、方々に散らばっている大学同期やスタディーグループの仲間に会えると言うのも全国大会レベルの学会ではよく有る事です。フェイスブックでリヒテンシュタインの事を書き込んでいたのでセミナー内容について質問される事が多く、インプラントの学会なのに皆入れ歯に苦労しているんだなぁ…と嬉しくなりました。

と言うのも、インプラント治療は歯牙喪失した場合の唯一無二の治療法では無く、ブリッジや入れ歯・歯牙移植等々と同じく一つの選択肢に過ぎない訳です。インプラント専門医と謳ってインプラント治療しか行わない、というのも医療提供者としては有り得るのかも知れません。ただ一次医療機関は地域医療の発展のために医療を全うするのが役目だと私は考えているので、インプラント以外の治療はやらないよ!では一部の患者さんにしか医療提供出来ず、私の役目から外れているのかな?と常々思っているんですね。

まぁ今週は前半は入れ歯の事を目一杯勉強して後半はインプラントについて勉強して、と楽しい1週間でした。

2013年7月18日木曜日

欧州セミナー5日目

欧州セミナー3・4日目のイボクラセミナーは修了したので、最終日はスイスの中で一番古い町のクールにある技工所を訪ねる事になりました。ここの技工所はNando Caselliniさんという方のオフィスで、ロサンジェルスへ行った際に何時も御世話になっているRenzo Caselliniの弟さんです。

Renzoさんのラボ見学の際にも凄い技工所だなぁ…と驚愕しておりましたが、Nandoさんのオフィスも凄い! お祖父さんの代から数えて100年以上の歴史を持つ技工所で、アタッチメント義歯やジルコニアのコーピング等々を見せて貰いましたが精度が非常に高く、CAD/CAMのミリングマシンも動いておりました。
 木の板をミリングして作った歯牙模型
 オフィス内。世界トップレベルの仕事ぶりを見せて頂き、楽しかったです。
因みにお祖父さんはProf. Gizzyと一緒に仕事をして、ギジーの咬合器の開発者だそうです(凄!)

オフィス見学終了後はNandoさんがガイドさんを用意してくれたので、クール市内の教会や町並みの説明を受けながら市内観光。ヨーロッパ全体に言える事ですが、ディズニーランドのセットの中に居るようで町並みに風情がありますね。(歴史が浅い米国のディズニーランドの方がこれらをパクッて作ったニセモノなんですがね)

総括ですが、今回も1週間という期間でしたが中身の濃い充実したツアーでした。タカギ先生がそう遠くない時期に再度ヨーロッパツアーを企画してくれる様なので、日程を調整して参加したいですね。折角海外まで来てるのだからeducationだけじゃ無くfunも楽しまないと! 
今日成田へ向けて帰国の途につきますが、歯科の情熱エネルギーを充分チャージしたので、土曜日から診療開始ですっ!

欧州セミナー3・4日目

欧州セミナー1・2日目の続きです。 
前日はバイクを堪能したので(笑、 3日目から本来の研修スタートです。

今回のセミナーはイボクラールビバデント社が推奨していBPS(Biofunctional Prosthetic System)という古くて新しい入れ歯製作のシステムを学ぶ事が目的です。正直な話、今まで入れ歯治療は完成した入れ歯を患者さんに装着した際に上手くいった・イマイチだった時の根拠が私の中で弱かったんですね。同じように製作しても、ある患者さんは満足して貰えた、でも他の患者さんには「前に作って貰った方が良かったね」と言われてしまった事は多々有り、経験に基づいて作っているので再現性が乏しかったのを何とかしたい、との思いからです。

実はBPSセミナーは日本でも受講できるのですが、今回のセミナーの企画話が出た時に真っ先に手を上げたのは
  • 本社のトレーニングセンターで直属インストラクターから直接学ぶ事により、色々な人が介在する間に伝言ゲームの様にオリジンから離れてしまう可能性が避けられる。(以前接着についてのセミナーを受講した後に、その接着剤の開発に携わった先生とお話しする機会が有り、オリジナルでは必修の項目が推奨レベルに変化していて、またその逆も有ったりと言う事が過去に有ったのでそれ以降はなるべくオリジンから話を聞く事にしています
  • あえてドクター6人の限定で受講する事で、座学だけで無く実際に体験する実習が充実している。 
  • セミナー後の夕食等にもインストが来てくれる事で、講師・受講生の関係だけじゃない人間同士のお付き合いが出来る。
  • ヨーロッパでバイクに乗りたい(笑
のが理由です。

今回は歯科医師のDr.Frank Zimmerlingと歯科技工士のMr.Mattheus Boxhoomのお二人から教えを請う事となりました。1日目の午前中はBPSの概念・システムについてと印象・咬合採得、フェイスボウ等々の各論についてのレクチャーを受け、
 午後からはボランティアの患者さんに御協力を頂き、先ずはインストのDr.Frankがデモを行い、次に我々が実際に手を動かして診療を行うハンズオンを行う流れでした。6人のドクターで受講と言う事も有り、全員が手を動かして時間が余れば再度行って理解を深めておりました。

2日目は朝からハンズオンとなり、前日の続きの工程についてハンズオンを行い
また人工歯排列等々の技工操作についてのレクチャーをMr.Mattheus Boxhoomから学びました。この部分は実際には歯科技工士の領域になりますが、今回同行した松井さんが熱心に聞いていました。特に今まで大学等で学んだフルバランスオクルージョンでも無く犬歯誘導でも無い初めて聞いたセミバランスオクルージョンという咬合様式と、下顎人工歯排列が中切歯からでは無く犬歯から行う事が新鮮でしたね。

##ティーブレイクの時に研修センターから撮影した風景
素晴らしい環境の中に会社&工場が有るのが判ります。

二日間に及んだセミナーもインストのお二人をお招きした夕食会で修了証を頂いて、無事終了となりました。
因みにこのレストランはオーストリアのFildkirchという町にあるお城の中のレストランで、今回はスイス・リヒテンシュタイン・オーストリアの3カ国を訪問しました。といっても国境を越えた意識は薄いんですけどね。

普段インプラントや歯周病等のスタディグループに長年参加しておりますが、入れ歯について特にタイトなスケジュールで二日間に及んだ講習会は初めてだったので正直凄く疲れてしまい、ホテルの部屋に戻ってから1分後には意識が飛んでました(笑

最後に今回のセミナー受講にあたり、講師の先生は勿論ですが、通訳や身の回りの御世話をしてくれたkumikoさん・イボクラールビバデント・ジャパンの長澤富士子さん、受講の機会を与えてくれたタカギ先生、気心知れた仲間の先生達、その他関係した全ての方に感謝致します。

2013年7月15日月曜日

欧州セミナー1・2日目

只今リヒテンシュタインですが、時差ぼけの為AM4時から書いてます(笑

13日からお休みさせて頂いて、スイス/リヒテンシュタインのプライベートセミナーに参加しております。リヒテンシュタインへは成田から直行する事が出来ない為にスイスのチューリッヒへ13日の夕方に到着し、そこで一泊。

翌14日(昨日)がリヒテンシュタインへの移動日だったのですが、業者主催セミナーとか普通は専用車で移動ですよね。しかし師匠のタカギ先生主催プライベートセミナーだと一味違います。自転車組とバイク組に分かれて移動となりました!
タンデム側の快適性が重要なので、今回私が借りたのはBMWのF800GS。ハンドリングに変な癖が無くて乗りやすい、しかし乗り味がある良いバイクでした。私の横に居るのが当院の義歯を製作してくれている歯科技工士の松井さん。私の後ろに乗って移動しました。入れ歯は歯科医師と歯科技工士が一緒に上のステージへ上がらないと良いモノが出来ないので、私のお願いで忙しいのに無理矢理時間を作って貰って参加してもらいました。

私の趣味であるバイクに乗って日本では味わえない景色を堪能し、長年の夢だった海外で走る事が叶えられた楽しい移動でした。

今日からイボクラ社でBPSデンチャーの缶詰セミナーが始まります。しっかり学んで患者さんへフィードバック出来る様に頑張りますっ!