2018年10月13日土曜日

歯科衛生士向け口腔がん研修会

今夜は市川市歯科医師会主催による歯科衛生士対象の口腔がん研修会が行われました。私は口腔がん委員会のメンバーですので、裏方として参加しました。
講師は口腔がん撲滅啓蒙活動で有名な東歯大の柴原孝彦先生です。

歯科衛生士は歯肉を観察する機会がメインテナンス等で歯科医師より頻度が高い事が多く、口腔がん発見には歯科衛生士の強力が不可欠です。また統計では昭和時代と平成時代では好発年齢や性差が変化しており、若年者が増加し発生頻度は3:2で女性の方が多くなっている様です。

口腔がんは目で発見する事が可能ながんで有るにも関わらず年を追う毎に発生率が上昇しており、また社会的に認知されていないがんの為に発見が遅れ、かなり進んでから医療機関へ受診される場合が有るために術後のQOLが大きく下がる可能性があるがんです。ですが初期の状態で正しい治療を行えばQOLは大きく下がりません。市川市歯科医師会会員の口腔がん登録医院では口腔がんについての知識をアップデートする講習会を定期的に受講しておりますので、もし口の中に治りにくい口内炎等が有りましたら登録歯科医院へ受診する事を是非お勧め致します。