2012年7月19日木曜日

アストラテック・インプラント

今までアンキロスとプラトンのインプラントを用いてインプラント治療を行ってきましたが、今回アストラテックも導入致しました。このインプラントは今までの当院のラインナップには無かった、長さが6mmの短いタイプと直径が3mmの細いタイプがラインナップに入っている事が導入の決め手になりました。その他に私のインプラントメーカーの選択基準として、フィクスチャーがフルブラストである事・フィクスチャーとアバットメントの結合様式がテーパーである事が外せないのですが、アストラテックも同様の構造になっています。

直径3mmのインプラントだと隣の歯との間隔が狭くても余裕を持って埋入出来る事、そして長さが6mmのタイプは垂直的な骨造成が必要と思われるケースでも追加手術をせずに埋入出来る可能性が広がった事が大きいんですね。 他には今回のモデルチェンジでフィクスチャーの表面にフッ酸処理が加わった事で骨とのインテグレーションが速まった事が上げられますが、正直な私の感想としては「やっと他社に追いついてきた」感が強く、あまり印象には残りません。(アストラさん申し訳無いです…)

これからも情報収集のアンテナは広げていきますが、メーカーの眉唾の売り文句もありますので、自分の中で情報を取捨選択しながら本当に患者さんに有用な知識や術式、知識を還元していきたいと考えています。