10月から母校の解剖学後期実習が始まりました。
学生指導のため10月から来年1月まで月1〜2回のペースですが、
金曜日午後の一部が臨時休診になる週が有りますので宜しくお願いします。
臨時休診や振替診療日の詳しい日時は公式HPのカレンダーをご覧下さい。
この話をすると
「歯学部なのに解剖をするのですか? 首から上だけ行うのですか?」
と一般の方から質問を受けるのですが
基礎医学教育は医学部と歯学部に違いは有りませんので、
歯学部の解剖実習でも全身を行います。
歯学部の学生も必ず履修しなければなりません。
大学を卒業して暫くしてから身体の構造的知識を再履修するためには
教科書を読んだり辞書で調べたりする事が一般的ですが
それらは紙の上の2次元の世界です。しかし実際には3次元の世界です。
普通は大学を卒業すると解剖実習を行う機会はグッと減ってしまいますが
私は今でも携わっていられる事に感謝しています。
P.S.
解剖学実習は「献体」された方の生前の尊い意志によって成り立っています。
何時も実習は礼から始まり、私も真剣な気持ちで取り組んでいます。