2014年6月13日金曜日

幼稚園の歯科検診

昨日は市立幼稚園の歯科検診の日でした。

9時半から始まったのですが、園児達の始まる前の緊張した顔と終わった後に見せる安堵した顔の対比が可愛くて、こっちが和やかな気持ちになります。

ただ年長さんは去年のデータと見比べながら検診をする様にしていますが、せっかく去年に虫歯有りのチェックを受けてもそのまま放置して更なる悪化を招いている園児も残念ながら居て、検診の限界も感じます。検診でチェックされても歯科医院で治療を受けなければ虫歯は治らないんです。

親御さん達の中には、しょせん乳歯は永久歯に生え替わるまでの代用の歯だから虫歯にしても大した事は無いと思われている節もありますが、乳歯も根っこが膿んでくるほどの虫歯を放置しているとその下に有る永久歯が生えてくる前に虫歯になったり、生え替わりが上手く出来ずに永久歯の歯並びに悪影響が出る、当然虫歯になっている歯は噛むと痛いですから片側噛みの原因となって顎の発達に左右差が出る、等々の問題を生じます。

この様に乳歯の虫歯も放置して良い事は有りませんから、もし歯科検診で虫歯有りの報告を受けたなら早めに治療を受ける事をお勧めします。

だた本当は虫歯にしない様に定期的に歯科医院を受診する事が大事で、大人と同じく『予防』が大切なんですね。永久歯も同じですが、一度治療を受けた処置歯は削った事が無い健全歯と比べて虫歯の再発率が高いですから「虫歯になったから治そう」では無く、「一本も虫歯にしないぞ」の気持ちと対策が重要なんです。