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今までも様々な研修会等でブタ骨を使った外科処置ハンズオンはやってきたのですが
- ブタ骨の入手ルートが分からない
- 診療室でやると臭いが気になる
しかし今回ガレージを作る際にクルマ用リフトを入れたので、組み上がった時に「これってテーブル代わりになるんじゃね?」と思い立ち、ガレージなので臭いが多少残ったり床が汚れても気にならない事も有って、インプラントメーカーの営業さんに紹介された業者さんを通して肉付きブタ骨を購入し、また一人で悶々とやるより複数でワイワイやりたいとの思いから、前々から「やるなら誘って!」と言っていた田渕先生を道連れに(笑、初めて行ってみました。
昨日は様々な切開法や縫合といった基本的な事を反復実習したのですが、 こういう事は実際の現場ではアタマが指示するのでは無く、腕が勝手に動くくらいにしておかないといけないと思うのです。例えば街中でクルマやバイクの運転をする時に「アクセルはどれくらい開けよう」とか「半クラはどれくらい当てよう」「ギアは何速で走ろう」等、その事でアタマがいっぱいになりながら乗る人ってあまり居ないと思うんです。それより歩行者や他車の動き等の交通状況に気を配っているはずです。
それと同じで、基本的な外科手技には注意をしつつもアタマは手術全体の状況を把握する事に集中したいのです。なので基本的な事はカラダに憶えて欲しい。これは以前に清潔と不潔・滅菌と消毒(その3)で書いたように、清潔域・不潔域に気を取られずにオペに集中したいのと同じですね。それには反復練習しか確実な道はありません。甲子園を目指す高校球児のように反復練習有るのみですっ!
と言う事で、この肉付きブタ骨自主練は定期的に行います。次回を何時行うかは未定ですが、ぶっちー先生!「次の機会も是非!」と言ったからには血反吐吐くまで練習するからそのつもりでっ!(笑 次回開催はFacebookで告知しますからお楽しみに♪