2014年2月3日月曜日

診療室のリフォーム話

当院は約3年半前の2010年5月〜8月に大規模リフォームを行ったのですが、設計をしてくれた一級建築士の依田英和先生が『東京の若手建築家とつくる家』と言う本に若手建築家55人の一人として収録されました。

 依田先生には半年以上も掛けて打ち合わせを行うために何度も何度も来院して頂き、床材や壁材、什器の各メーカーのショールームにも行って実際に見て触って仕様を決める手筈を整えてくれて、またコンセントの位置やスイッチ類の配置などの細かい所にまで気を配ってくれたお陰で、私が理想とする空間を色々な制約がある中で実現してくれました。
 そして工事期間中も事有る毎に現場に来て素人の私には判らない事項もチェック&現場監督とも打ち合わせしてくれたので、いわゆる手抜き工事や欠陥工事とは無縁の建物になりました。

 漠然と構想を練っている頃はリフォームなのに設計士を入れるの?と言われましたが、私はお願いして良かったと本当に思います。建具の高さなど1センチ単位で拘ったお陰で今でも使いやすく欠点が殆ど無い空間になってますね。歯科診療所の新規開業やリフォームは歯科専門業者が行う事が多いのですが、私はあえて一般の建築士と工務店にお願いしたので自由な設計が出来たのだと思います。

 このブログを読んでくれたDr.でリフォームを考えているなら歯科専門に拘らずに一般の建築士にお願いするのも良案だと思います。簡単な相談なら無料で受けてくれる先生が多いようですし、フィーリングが合う先生捜しも楽しいモノですよ。(私の場合は一発で出会えましたが…)